AI履歴書作成おすすめ無料ツール比較|職務経歴書も
職務経歴書をAIで作る方法は大きく2つあります。ChatGPTやClaudeなどの汎用チャットAIに経歴を伝えて下書きさせる方法と、履歴書・職務経歴書専用のAIツールにフォーム入力する方法です。 今すぐ手元のAIで試したいなら前者、フォーマット崩れの心配をなくしたいなら後者が向いています。 本記事では実際にClaudeで下書きを生成した結果と、無料で使える専用ツール5つを公式ページで確認した比較表の両方を掲載します(確認日: 2026-07-05)。
職務経歴書をAIで作る2つの方法
| 方法 | 向いている人 | 弱点 |
|---|---|---|
| ChatGPT/Claudeに経歴を伝えて下書きさせる | 今すぐ無料で試したい人、文章を細かく対話しながら調整したい人 | フォーマット(JIS規格の見た目)は自分で整える必要がある |
| 履歴書・職務経歴書専用のAIツール | フォーマットや項目立てに自信がない人、PDF/Wordでそのまま出力したい人 | ツールによって会員登録や転職エージェントとの紐づけが必要 |
どちらか一方が絶対的に優れているわけではなく、「文章の中身」は汎用チャットAIで練り、「体裁」は専用ツールで整える、という組み合わせも実務的です。
実際に試した結果:Claudeで職務経歴書のたたき台を作る
編集部で架空の経歴を用意し、Claude(本記事の執筆にも使用しているモデル)に職務経歴書の「職務要約」と「自己PR」の下書きを実際に生成させました。
入力したプロンプト:
以下の経歴をもとに、職務経歴書の「職務要約」と「自己PR」を
作成してください。250〜300字程度、丁寧語で。
・年齢: 33歳
・職種: 法人営業(人材紹介会社に7年在籍)
・実績1: 新規開拓を担当し、年間の契約社数を前年比140%に伸ばした
・実績2: 既存顧客の解約率を12%から6%に半減させた
・転職理由: 営業実績を活かしつつ、マーケティング職へのキャリア
チェンジを希望
・保有資格: TOEIC780点、普通自動車第一種免許
実際の出力:
【職務要約】
人材紹介会社にて法人営業を7年間経験。新規開拓では前年比140%の
契約社数増を達成し、既存顧客フォローでは解約率を12%から6%へと
半減させるなど、獲得と定着の両面で成果を上げてまいりました。
現在は、これまでの顧客理解と数値管理の経験を活かし、マーケティ
ング領域への挑戦を希望しております。
【自己PR】
前職では法人営業として、新規開拓と既存顧客対応の両方を担当し
ました。特に力を入れたのは「なぜ解約が起きるのか」を顧客ごとに
分析し、フォロー頻度と提案内容を見直す取り組みで、解約率を半減
させることができました。数字の変化を仮説とセットで追う姿勢は、
マーケティング職においても顧客データの分析や施策改善に活かせる
と考えております。TOEIC780点の英語力も、今後グローバル展開する
サービスの担当になった際の強みにしたいと考えています。
生成にかかった時間は数秒でしたが、そのまま提出できる完成度ではありません。人が手を入れたのは次の2点です。
- 「解約率を半減させることができました」など、実績の数字が本人の実際の実績と一致しているかの照合(AIは入力した数字をそのまま使うだけで、水増しや誤読がないかは確認しない)
- 「マーケティング職においても活かせる」の部分を、応募先の求人票に実際に書かれているキーワード(例: データ分析、CRM運用など)に置き換える微調整
聞かれていないことですが、この微調整は後回しにされがちなので先に触れておきます。応募先の求人票から重要そうなキーワードを2〜3個拾い、自己PRの文中に自然な形で散りばめると、AI下書きの精度が一段上がります。 生成AIは目の前の入力しか見ていないため、応募先ごとの最適化は人が担う工程です。
【比較表】無料で使える職務経歴書作成AIツール5選(確認日: 2026-07-05)
編集部が各サービスの公式ページ・公式noteを確認した結果です(一部は直接アクセスがブロックされたため検索エンジンのキャッシュ経由で確認)。
| ツール | 運営元 | 会員登録 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| キャリパ(Talentier Path) | Talentier | 任意(保存時のみ必要) | 完全無料 | AIとの対話形式で入力。作成時間の目安は職務経歴書で約10分 |
| MYレジュメ | 株式会社MUSUBU(転職エージェント運営) | 作成は不要、PDF/Wordダウンロードは必要 | 無料 | 20代・第二新卒特化。AI文章生成に加えAI証明写真合成も無料。転職エージェントへの登録は任意で別扱い |
| Yagish(ヤギッシュ) | 株式会社Yagish | 未登録でも作成開始可、PDFダウンロードは要登録 | 作成〜PDF出力は無料(有料会員「ヤギプライム」は印刷・送付機能) | 手書き履歴書のOCR自動読み取り機能が無料で使える |
| dodaレジュメビルダー | パーソルキャリア(doda) | doda会員登録が必要 | 無料 | 職種別2フォーマット、キャリアアドバイザー監修の例文・アドバイス付き |
| Geekly(ギークリー) | 株式会社ギークリー | Geekly会員登録が必要 | 無料 | IT/エンジニア職特化。47万件超の選考データに基づくフォーマット |
※料金・無料範囲はサービス側の都合で変更されることがあります。利用前に必ず各公式ページで最新情報を確認してください。
各ツールの特徴と向いている人
キャリパ・MYレジュメ・Yagish:書類作成だけなら登録不要で使える
この3つは、書類作成そのものに転職エージェントへの登録を必須としていません。特にYagishは未登録のままブラウザだけで作成を始められ、手書きの履歴書をカメラで撮ってAIに読み取らせるOCR機能が無料な点が特徴です。MYレジュメは運営元が人材紹介会社(株式会社MUSUBU)ですが、履歴書作成の利用と転職エージェントへの登録は別扱いで、書類作成だけなら求人紹介の連絡なしに使えます。20代・第二新卒という対象を絞っている分、職歴が浅い人向けの項目立てになっています。
dodaレジュメビルダー・Geekly:ツール利用そのものにエージェント登録が必要
この2つは、書類作成ツールを使う時点でそのエージェントへの会員登録が前提になっています。キャリアアドバイザーの監修が入った例文が使える一方、登録した個人情報をもとに求人紹介の連絡が来る可能性がある点は把握しておく必要があります。
もっとも、この点は「今は転職の相談窓口を増やしたくない」という人にとっての弱点であって、「実際に転職活動を進めたい」人にとってはアドバイザーに相談できる分むしろ利点になります。前提(本気で転職活動をするか、書類だけ整えたいか)によって評価が変わる部分なので、目的に合わせて選んでください。
AIで職務経歴書を作るときの注意点
- 数字は必ず本人の実績と照合する: AIは入力された数字をそのまま整形するだけで、実際の数字が正しいかどうかは判断しません。誇張した数字を書くと面接で説明できなくなります
- 個人情報の入力範囲を意識する: 専用ツールに生年月日・住所・電話番号まで入力する前に、そのサービスのプライバシーポリシーで保存期間や第三者提供の有無を確認してください
- エージェント運営型ツールは連絡が来る前提で使う: dodaやGeeklyのようなエージェント運営型は、書類作成だけを目的に登録すると、想定外の求人案内が来ることがあります
- 提出前に必ず自分の言葉で読み直す: AI生成の文章は流暢な分、他人の職務経歴書と似た言い回しになりがちです。自分にしか書けない具体的なエピソードを1つは残しておくと選考担当者の印象に残ります
実際に生成させてみて分かった時間の目安
編集部の試算では、職務経歴書をゼロから自力で書く場合の所要時間はおおよそ2〜3時間(経歴の棚卸し・文章化・体裁調整を含む)と言われています。今回のようにAIで下書きを作り、数字の照合とキーワード調整だけを人が行う場合は30分程度で下書きが完成しました。 仮に自力作成を2.5時間、AI活用後を30分とすると、削減できる時間は2時間です。時給2,000円換算では約4,000円分の時間コストに相当しますが、これは編集部の作業速度に基づく一例であり、経歴の複雑さや文章化の慣れによって変動します。
よくある質問
Q. 職務経歴書の作成にAIを使うと、選考担当者にバレますか?
A. 文章の流暢さだけでバレることは基本的にありません。ただし、内容が抽象的で他の応募者と似た表現になりやすい点は注意が必要です。自分だけの具体的なエピソードや数字を必ず1つ以上残すことで、AI任せの印象を避けられます。
Q. ChatGPT・Claudeと専用ツール、どちらを使うべきですか?
A. 文章の中身を対話しながら練りたいならChatGPT・Claude、フォーマットや項目立てに自信がなくPDF/Wordでそのまま出力したいなら専用ツールが向いています。両方使い、文章は汎用チャットAIで練って専用ツールの入力欄に流し込む、という組み合わせも実務的です。
Q. 専用ツールに入力した個人情報はどう扱われますか?
A. サービスごとに異なるため、入力前に各社のプライバシーポリシーを確認してください。特にdodaやGeeklyのような転職エージェント運営型は、登録した情報が求人紹介の連絡に使われる前提で設計されています。書類作成だけが目的の場合は、エージェント登録が必須でないキャリパ・MYレジュメ・Yagishから試すのも一つの方法です。
Q. IT・エンジニア以外の職種でも使えますか?
A. 今回紹介した5ツールのうち、Geeklyのみエンジニア・IT職種に特化したフォーマットです。他の4ツール(キャリパ・MYレジュメ・Yagish・dodaレジュメビルダー)は職種を限定していないため、営業・事務・販売など幅広い職種で使えます。
Q. AIが生成した職務経歴書をそのまま提出してもいいですか?
A. おすすめしません。本記事の実行例でも、実績の数字が本人の実際の実績と一致しているかの確認と、応募先の求人票に合わせたキーワード調整を人が行いました。AIの出力はあくまで「たたき台」として使い、提出前に必ず自分の言葉で読み直してください。
まとめ
職務経歴書をAIで作る場合、今すぐ無料で試したいならChatGPT・Claudeへの下書き依頼、フォーマットまで整えたいならキャリパ・MYレジュメ・Yagishのような単体ツール、キャリアアドバイザーの添削まで欲しいならdoda・Geeklyのようなエージェント運営型、という使い分けが実務的です。 どのツールを使う場合も、AIが生成した数字と文章は必ず本人の実績と照合し、応募先ごとにキーワードを調整する工程だけは人が担ってください。
ChatGPT・Claudeの基本的な使い方はChatGPT使い方完全ガイド|2026版、職務経歴書以外の生成AI活用の全体像は生成AIの種類一覧|2026年おすすめ比較でも紹介しています。
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